水彩画を描くにあたっては、以下のような道具が必要です。
・透明水彩絵具
・筆
・パレット
・画用紙
・筆洗
・雑巾などの布
前回までは、それらの選び方について紹介しました。
今回はそれらの使い方を紹介します。
西上先生の水彩画講座を見ていても、プロの先生の使い方が学べますが、漠然と見てしまうと見逃してしまいます。
水彩画の道具の使い方の基本をまとめてみました。
絵具とパレットの使い方
絵具を混ぜない場合
絵具を混ぜないで使うときは、パレットに絵具をあずき粒大位の量を出します。
その日初めて筆を使うときは、筆先が乾いているので筆の中まで水が浸み込むように含ませます。
一度浸した後は、筆先は水になじんでいるので次からは筆の半分まで水に浸して使います。
筆に含まれた水の量を調節するには、筆洗のへりで優しく何回かしごいて水をぬぐいます。
パレットから取った絵具は、そのまま塗るのではなくパレットの別の場所で筆を動かし筆に絵具をなじませます。
絵具を混ぜる場合
パレットの絵具をはしから取って、別の場所に置きます。
他の色もはしから取って、先ほどの色と混ぜます。
混ぜた絵具を使うときは、塗りたい量だけを取って使います。
絵具をたくさん取ってしまうと、混ぜても色が変わりにくいからです。
なので、混ぜても思ったような色にならない時は、絵具を取り過ぎているのかもしれません。
筆の使い方
筆は鉛筆と同じようにななめに持ちます。
太い筆も細い筆も持ち方は同じです。
筆の使い分けは用途によります。
太い筆は広い範囲を塗るときに使います。
細い筆は細かい部分を塗るときに使います。
筆洗の使い方
筆洗は4つのエリアがありますが、中央は筆を洗うときではなく、絵具を溶くときに使います。
色がにごらないように筆を洗う水と、絵具を溶く水を分けましょう。
こうすることによって、しょっちゅう水を替える必要もありません。
白い布の使い方
白い布は古タオルなどで作った雑巾でも問題ありません。
この布は筆をふいたり、描くときに水の量を調節するために使います。
また、最後に筆を洗ってしまうときぬぐうために使います。
筆先を痛めないように丁寧にふきましょう。
★水彩画の上達講座に興味のある方は、こんな記事も参考になります。
・「プロ直伝!いきなり上手に描ける水彩画講座」の口コミ・評判
・「プロ直伝!いきなり上手に描ける水彩画講座」の体験談
コメント