透明水彩絵具の選び方と混色のコツをつかむ本

透明水彩絵具水彩画の道具
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透明水彩絵具は、絵具に加える水の加減で濃淡を調整し、淡く透明感がある絵を描くことができるので、水彩画を本格的に始めたいと考えている方も少なくありません。

特に、にじみやぼかしの技法を用いて、繊細なタッチを楽しめることが特徴になっています。

水彩画を始めるには、透明水彩絵具を揃える必要がありますが、メーカーや絵具のタイプによって特徴が異なるため、初心者のうちはどれを選んだらよいのか分からないと悩みがちです。

そこで、この記事では水彩絵具の種類と形態、選び方とおすすめの商品をご案内します。

また、水彩絵具の混色を基礎から学びたいという方のために、おすすめの本を紹介します。

水彩絵具の種類と形態

水彩絵具

水彩画に用いられる絵具は、顔料とアラビアガムを混ぜ合わせて作られますが、混ぜる割合や顔料の種類によって、透明水彩か不透明水彩に分かれます。

透明水彩絵具

水彩画を描くときに主に用いる絵具です。

透明水彩絵具は、小学校の絵画の時に使った絵具やポスターカラーと違い、画面上で
色を重ねると下の色や鉛筆などの下書きが透けて見えるのが特徴です。

また、色を重ねて塗ることができるので、水彩紙上でも混色ができます。

不透明水彩絵具

小学生のとき図工で用いていた絵具を不透明水彩絵具といいます。

不透明水彩絵具に、ガッシュとポスターカラーの2種類があります。

文字通り不透明なので、色の上から重ね塗りをすると下の色が見えなくなります。

学校で用いられているのは、ポスターカラーの方です。

水彩絵具の形態

水彩絵具の形態には「チューブ」と「固形」の2種類のタイプがあります。

チューブタイプは、小学校時代から馴染みが深いかと思いますがドロッとした絵具がチューブに入っています。

使いたい量だけ都度出せるので、サイズが大きい絵を描く場合や室内で描く時に使いやすいタイプです。

出したものが使い切れなくて固形化しても、水をつけると溶けるので繰り返して使うことができます。

一方、固形タイプは最初から固形状の絵具で、チューブから出さなくても直ぐ使えるので屋外スケッチなどで使用するのに向いています。

固形タイプの水彩絵具
固形タイプの水彩絵具

透明水彩絵具の選び方

透明水彩画を描くには先ずは主役の透明水彩絵具を揃える必要があります。

透明水彩絵具は、たくさんのメーカーで作られていますが、画材店に行くとよく見かけるのが、次の2つです。

・ホルベイン(国産)

・ウインザー&ニュートン(英国)

海外メーカーのものは値段が高いので、初心者のうちは迷うことなく「ホルベイン」を選ぶことをお奨めします。

ホルベインは画材メーカーでも有名で、品質もよく、発色もいいので作品がきれいに仕上がります。

ホルベインの透明水彩絵具には、12色、18色、24色、30色の種類があります。

色の数が少ないと混ぜ合わせて希望の色を作らなければなりませんが、初めのうちは望みの色を中々作れません。

ですので、30色のセットが便利です。

30色セットのものは、約5,000円です。

ちなみに、

24色セット:約4,000円

18色セット:約3,000円

12色セット:約2,000円

です。

ホルベインの透明水彩絵具は、どこの画材店でもおいてあるため入手がしやすいです。

また、単色でもおいてあるケースが多く、どれかの色が無くなっても補充が楽です。

小さい画材店などでは、30色セットを置いていないところもありますので、その場合は取り寄せを依頼してみてください。

水彩絵具の混色の基本を学びたい方におすすめの本

水彩絵具での表現を豊にするために、水彩絵具の混色の基本を学びたいと思う方は、水彩絵具の混色の基本を学ぶのにおすすめの本があります。

それは、テレビ番組などにもでている人気水彩画家の野村重存先生の「12色からはじめる水彩画 混色の基本」です。

この本では、12色の絵具をどのように混ぜると、どのような色を作ることができるのかを具体的に実例で分かりやすく説明してあります。

この本はホルバインの12色セットの透明水彩絵具を使っていますでの、これで学ぶときはホルバインの水彩絵具を利用してくださいね。

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