水彩紙の種類と選び方

水彩紙の種類と選び方水彩画の道具
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水彩画を描くときは、どのような画用紙を使っていますか。
小学校の図工の時間で絵を描くときは、画用紙を使っていましたよね。
水彩画を独学で学び始めたという方は、普通の画用紙を使って描いていたという方もいるかもしれません。

普通の画用紙でも描けないことはありませんが、水彩画専用の「水彩紙」を使うとその良さにビックリします。

普通の画用紙と比べて優れている特性を挙げると次のようになります。
・大量の水をのせても裏に浸み抜けない。
・たわみ方が少なく、描きやすい。
・表面が丈夫で、多少の消しゴムでも表面が傷まない。
・絵具の発色が優れている。

水彩画の専用紙といわれているものですが、画材店などで簡単に手に入れることができます。

水彩紙の種類

スケッチブックを持つ女性

水彩紙の紙肌には、細目、中目、荒目の33種類があります。
紙の目によってかなり印象が違いますので、描こうとする技法によって選びます。

細目(ホットプレス)

色の伸びが良く、繊細な表現が可能です。

中目(コールドプレス)

適度にグラデーション、にじみ、ぼかしができます。
非常に描きやすいので、初心者の方はこちらから使ってみることをオススメします。

荒目(ラフ)

表面のでこぼこが大きく絵具がのりやすいので、色の深みがでやすくグラデーションを描くのに向いています。
でこぼこを利用したかすれを利用して描くこともできます。
筆の水加減によっては、でこぼこに多くの水がのるため乾きにくく、扱いにくさを感じるときもあります。

紙の厚さは1平方メートル当たりの重さ(g/㎡)で表す場合があります。
画材店で売っている物は180~300g/㎡ぐらいまでが普通で、数字が大きくなるほど厚くなります。

紙のサイズ、購入単位など

水彩紙のサイズには、いろいろなサイズがあります。
最近は油絵に合わせて、Fサイズがメインに使われています。
その他にも文房具でおなじみのA・BサイズやSMサイズ(サムホール)などがありかなり複雑です。

なお、サムホールとは、底に親指を入れ手持ちで使用できる小型のスケッチ板のことで、そこから由来してそうです。

1枚ごとバラ売りで購入できます。

その他にはスケッチブックタイプのものがあり、複数枚がで構成されています。
綴じ方によって、ブロック、スパイラルなどがあります。

・スパイラル
片側をラセン状の針金で綴じているタイプです。
・本綴じ
本のように片側をノリで固めたもので、画面を十分に使うことができます。
完成したら取り外し、額装もできます。
・ブロック
四方をうすいノリで固めたもので、水張りの必要がなく、描くときに動きません。
完成したらペーパーナイフで切り離すことができます。

最初のうちは、どの水彩紙を選んでよいか迷うかもしれませんが、試しに何点か使ってみて自分に合ったものを使うと良いと思います。

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