水彩画の筆の種類と選び方

水彩画のパレットの選び方水彩画の道具
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水彩画は文字通り水分の量と水彩絵具の混合による表現ですので、水分を良く含んでくれる筆を選ぶことが必要です。

水彩画用筆というものが画材店で購入できますが、水彩画はどの筆で描かねばならないという決まりはありませんので、表現に応じて好きな筆を選ぶことができます。

例えば、広い面を均一に塗るには平刷毛を使ったり、日本画用の面相筆や彩色筆、書道用の筆などを使ったりすることができます。

筆の種類

水彩画用の筆

水彩画用筆は、形状、毛の材質、サイズなどで分類されます。

【形状】

・丸筆
絵具の含みがよいので、流れるような線を描くことができます。
また、力の入れ具合で線の太さが調整できます。
小さいものは、細かい描画に向いています。

・平筆
比較的広い面を均一に塗ったり、エッジをきれいに塗ることができます。
力の入れ具合が多少変わってもそんなに影響がでません。

・刷毛
広い面を塗るときや水彩紙の水張りに用います。

【毛の材質】

絵筆の毛の硬さは硬毛系と軟毛系があり、水彩画では一般的に軟毛系の筆を使います。
軟毛の材質には、セーブル(テンなどのイタチ科の動物)、リス、馬毛などの動物毛と、合成繊維ではナイロンがあります。

中でもコリンスキーと呼ばれるイタチの毛の筆は、絵具を含み易くしなり易く、しかも弾力性に富んでいるので最高級の筆とされています。

材質によって水の含み方や筆の硬さが違ってきますので、柔らかいタッチで描く場合は動物毛を使用します。

ナイロンのものは、柔らかく毛にムラがなく毛が抜け落ちません。
水の含みが動物毛に比べて劣りますが、安価なため経済的です。

【サイズ】

筆のサイズはメーカーによっても微妙に異なります。
0号から20号まであります。
番号が大きくなるにつれて、大きい筆になります。

水彩画用筆の選び方

水彩画用筆は何を描くかによって異なりますので、基本的には何を選んでも問題ありません。
描きやすいものとしては、
・水の含みがよい
・毛先がそろう
ことです。

初心者の目安としては、
丸筆では18号前後が絵具の含み具合などからみて使い易いですが、細部を描く場合には12号、8号、4号位のサイズで描きます。
平筆では、16号から6号位で2本程度用います。

毛の材質は、何でもかまいませんので最初はナイロン製からでも使い始めて、動物毛のものと比べ感触をつかんでみてはいかがでしょうか。

動物毛のものでも質の悪いものにあたると、穂先が割れるなどして上手く描けないときがあります。

筆は消耗品ですので、筆選びにもこだわりを持って素晴らしい絵を描いていきましょう。

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