平塗りは、絵の具を画用紙に均一でムラができないように塗る方法です。
つまり、色の濃い・薄いの差ができないように塗らなければなりません。
平塗りは、透明水彩やアクリルガッシュ等の絵画を上手に描く上で、基本中の基本となります。
背景や広い面を塗るのに適しています。
平塗りは、簡単にできそうですが塗りたい範囲をムラにならないように塗ることは、結構難しいものです。
水彩画を何度か描いたことがあるあなたも経験したことがあるのではないでしょうか。
平塗りをするとき、ムラにならないコツを紹介します。

■パレットに絵具を多めに作っておく
塗っている途中に色が無くなって、新しく作り直すとそれ自体がムラの原因になります。
■平塗りを始める前に、平塗りする範囲の輪郭部分や角の部分を面相筆などで縁取りします。
■平筆に気持ち多めに水をつけ、ゆっくり直線を平行に描くように塗ります。
画用紙は30度くらい傾いていたほうが、溜まりができにくいです。
その分傾いていると垂れてくる感じになりますので、筆で下へ下へと伸ばしていくように塗ります。
筆の最後は、絵具が溜まりますので一度筆の水分を拭ってから取り除きます。
輪郭部分の絵具が乾かないうちに、素早く塗るのが理想です。
平筆の大きさは、塗る面積に応じて適切な大きさのものを使用します。
小さ過ぎる平筆を用いると何回も塗り重ねることになり、ムラの原因になります。
■塗りムラの修正
できるだけ1回で塗りムラのできないように仕上げるのが、ベストですが乾いてからムラがあるようであれば、さらに重ね塗りをします。
以上、均一に塗るコツを紹介しましたが、水彩画の場合は水の作るムラをあえて使うのも水彩独特の表現ができます。
このようになれば、あなたも上級者に近づいているといえます。
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