水彩画を上手に描くには、絵具の塗り方の技法を知り、そのコツを学ぶことです。
絵具の塗り方の基本中の基本は「平塗り」です。
平塗りについては、「水彩画を上手に描くコツ、平塗り」のページを見てくださいね。
このページでは、水彩画らしさを表現できる技法である「にじみ」と「ぼかし」について、これらの違いやコツについて紹介します。
”にじみ”と”ぼかし”の違いとコツ
”にじみ”と”ぼかし”は似ているけどちょっと違います。
にじみ
にじみは画用紙に水彩絵具を塗り、絵具が乾かないうちに水分を多めにした別の色をチョンと置くことによってできるものです。
絵具が水分を介して、自然に他方に流れ込むことによってできます。
別の色を置くときのコツは、
・水をたっぷり含ませる。
・筆を動かし塗るようにするのではなく、筆を置く感じにする。ことです。
フワッした濃淡の差を表現できますので、空や雲などを表現するときに用います。
ぼかし
グラデーションを作る技法の一つで、にじみと似ていますが描き方が少し違います。
こちらは画用紙に水彩絵具を塗り、絵具が乾かないうちに水を含ませた筆で色の境界をなぞることによってできます。
違う色をこのようにして境界をぼかすことによって、写真の背景がぼけている感じや色のグラデーションを作ることによって立体感を出すことができます。
色の境界をなぞるときのコツは、
・少し濃い目の色を置く
・水を含んだ筆の側面で色の境界をジグザグに動かし絵具を広げるようにする。
いかがですか。
いろいろ練習してみて、”にじみ”や”ぼかし”の技法を自分のものにしてみてください。
にじみやぼかしを上手に描くには、水分を多く使うので画用紙の選び方も必要な要素です。
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