水彩画で広い範囲を均一にムラなく塗るコツとは

静物画モチーフ水彩画の塗り方のコツ
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水彩画で静物画の背景を壁やテーブルの面としたいので、広範囲を同じ色でムラなく塗ろうとしたが、上手くいかなかったという経験はありませんか。

絵画では、画面の広範囲を均一にムラなく塗りたい時があります。
これに対応するような塗り方を「平塗り」と呼んでいます。

学校での図工時間に不透明水彩画を描いたとき、”確かに空を均一に塗るのは難しかった”ということを思い出しませんか。
ガッシュ(不透明水彩)、水彩画、油絵など絵具の種類に依らず、広い範囲をムラなく塗るのは結構難しいものです。

このサイトでは、水彩画をテーマにしていますので、水彩画で広い範囲をムラなく、均一に塗るためのコツを紹介します。

色を均一に塗るための練習として、5cm位の正方形やひし形の図形を鉛筆で描き、線をはみ出さないようにして内側を均一に塗る方法があります。

実際やってみると分かりますが、均一に塗ろうとしたのが”ぼかし・にじみ”をやったようになることもよくあります。

水彩画で色をムラなく、均一に塗るコツとは

平塗り(広い範囲を均一に塗る)
平塗り(広い範囲を均一に塗る)

塗る面積に見合った絵具を予め作っておく

絵具を混ぜて使う場合は、足りなくなった時点で再度混ぜ合わせるとそれだけでも色ムラになります。
絵具はなるべく薄い色を使ったほうが、ムラができません。

きれいな平筆で画面を濡らしておく

絵具を筆で塗るときに、塗り終わらないうちに乾いてしまうと色ムラになりますので、乾きにくくする目的で画面を濡らします。

大きめの平筆に塗りたい絵具をたっぷり含ませて塗る

画面は30度くらい傾けておきます。
塗り方は直線を引くように筆を運び、折返し点で筆を上げないで逆方向に動かし繰返して乾かないうちに一気に塗ります。

絵具が下にたれてきたら、拭いとるように筆を進めます。
筆を上げると絵具たまりができますので、水気を取った筆で拭います。

いかがでしょうか。
水彩画で色を均一に塗るのは意外と難しく、水彩画用紙の質や水を塗ってから色を塗り始めるまでの乾き具合によっても、違ってきます。

あまり濡れた時点で塗ると、”ぼかし・にじみ”になってしまうので、練習をしてコツをつかみましょう。

色を均一に塗る平塗りにこだわらずに、
・背景はあえて塗らない
・均一に塗らないで、グラデーションをつける
などの選択肢も水彩が上手になるためのコツです。

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